「バッハはうす」からのお知らせ

コンサート&リハーサルサロン「バッハはうす」からのお知らせです。

【チェロアンサンブル練習報告】

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「バッハはうす」はクラシック専門のリハーサル&サロンコンサート施設です。響きの良いアットホームな空間でお過ごしください。

http://www.shitsunaigaku.com/bachhouse/

 

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The Chamber Music Jamboree vol.67

ハイドン弦楽四重奏曲第1番・第2番

第2部には恒例の自由弾き合い会・アンサンブル大会付き!

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【本文】

本日(8/6)フランセのチェロアンサンブルの練習が行われました。

全体的な流れはこれまでの練習の中でひと通り決まってきたので、今日は細かい表現について相談しながら練習していきました。音色、ヴィブラート、音量が主なテーマとなりました。

右手についてはこれまでもいろいろと試してきましたが、弾く場所(駒寄りか指板寄りか)、弓のスピード、重さをどれくらいかけるか?また弦に当たる毛の量を調整する事が大切となります。ppでソッと音を出す場合には弓を寝かせて毛の量を減らし、指板寄りで軽く弾く、逆にfで音を張りたい場合は駒寄りで重さを乗せて弾き弓の元でも先でもそれを保つ、大雑把にはこんな感じで必要に応じて調整していきます。

今日の練習で面白かったのはヴィブラートをどの音で、どんなタイミングで、どれくらいかけるのか?について実験した事でした。例えば、この音ではすぐにかけ始めるけれどもこの音では最初はかけないでだんだん増やしていくとか…どこかのパートがかけている時にどこかにかけてないパートがあるとなんだかとても無表情で目立ってしまうので意識してかけるようにすれば響きがまとまるという事がわかりました。

ヴィブラートについては運動そのものが身についていないと動かすのは難しいですが個人的見解としては、使う指・使う弦・ポジション・その前から来てどんな状態でそこに収まるか?によってかけ方が微妙に違うのでその都度練習するしかないのではないかと思っています。肘や腕の角度、腕全体が震えるのか手首から動くだけでも良いのか等、かかる為の条件をその都度探して、実際にその箇所に差し掛かった際にその状態で入れるようにすれば自動的にかかる…という事です。考えてみれば、練習の過程で弓の位置とか量とかポジションとかを決めますよね、その中にヴィブラートも含めてしまえばいいのです。

音量とバランスに関してはまだまだ練習の余地ありという感じで、音符が易しいだけに書いてある強弱記号をしっかりと守って全体の響きを意識していかないと曲になりません。各パートがその役割を担ってこそ作品として完成するのだという思いを新たにしました。

また次回練習していきましょう!次回8月19日にお待ちしております!